管理会計の発展に伴い、これまでの利益中心(PL中心)の業績管理から、キャッシュフローやBSに着目するようになってきました。 特に、ROEやEVAなどの資本概念を使用した経営指標が定着化し、社内の部門別業績管理や事業別業績管理などにもこのような指標が用いられてきています。 この際、部門や事業、SBU(Strategic Business Unit 〜戦略事業単位)といった社内組織、あるいは仮想組織にどの程度の資本を負担させるのかは非常に大きな問題となります。 本書では、この資本配分を行うための実務的アプローチを記しております。