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キーワード解説

キーワード

経営レバレッジ

英語訳

Degree of Operating Leverage

よみがな

けいえいればれっじ

解説者

コンピタント株式会社


経営レバレッジ(DOL)とは、企業の事業リスクを測定する指標の一つで、売上の変化に対する利益の感応度を示す指標。

計算式1: 営業利益変化率÷売上高変化率
計算式2: 貢献利益(限界利益)÷営業利益
注:営業利益をEBITで置き換えることも多い

営業利益やEBITは企業の損益計算書において、固定費用の大小によって売上に対する変化額(感応度)が大きく変化する。
経営レバレッジ係数(DOL)×売上高の増加率=営業利益増加率となり、売上の変動により営業利益がどの程度変動するかを示している。

例えば固定費用の割合が高い企業(鉄鋼業など)においては、売上の上昇に応じEBITも大きく上昇する(経営レバレッジが高い)のに対し、固定費が非常に少ない企業(専門商社等)においては、売上上昇に伴うEBIT上昇率が低いのと同時に、売上下落時におけるEBIT下降率も低い(経営レバレッジが低い)。

売上の増減によってEBITが大きく変化することは、投資家から見てリスクが高いこととなり、投資判断、及びリスク測定の指標の一つに経営レバレッジの把握が重要となる。




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