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■2007年9月19日発行
インディペンデント・コントラクター
【キーワード解説】 〜exBuzzwordsキーワード解説より〜
インディペンデント・コントラクター(Independent Contractor)とは、個人もしくは会社形態を採用した個人として、他の企業と業務委託契約や請負契約を締結し、自分自身の専門性を業として提供していく者のことをいう。フリーランスのコンサルタント、営業代理人などがこれに該当する。
インディペンデント・コントラクターを業とする個人の観点からすれば、自分の専門性を求める企業・要望に対してのみサービスを提供すればよく、自分の時間をコントロールしやすいメリットがある上、活用する企業の観点からも、必要なときに必要な人材を必要な業務にだけ活用すればよく、固定的に人材を確保して育成などのコストをかける手間を省き人件費の流動化を図れるばかりか、相対的に高度な専門知識を適時的確に活用できるメリットがある。
他方、インディペンデント・コントラクターは企業からの安定的な契約獲得を得られねば生活が安定化しないデメリットがあり、企業の側からすると本当に有能な人材を適時的確に獲得できるかという問題がある。
http://www.exbuzzwords.com/static/keyword_3656.html
【昨今の状況】
近年では就労形態が益々多様化し、派遣や請負といった働き方もドラマで取り上げられるほどに一般的なものとなってきています。
ミック経済研修の調べによると派遣や請負の市場は2007年初時点の調査で5兆円規模と推計され毎年10%近くの成長を見せているとのことですが、さらに最近では、派遣や請負の延長線上でインディペンデント・コントラクターとしての働き方も注目を浴びつつあるようです。
米国では証券営業業務をはじめとして、インディペンデント・コントラクターが数万人から数十万人規模で活躍しているようですし、わが国においても生命保険の外交員をはじめとして、実はインディペンデント・コントラクターが以前から存在していたことはご存知のとおりかと思います。
しかし、最近注目を集めているのは、決して"営業外交"担当者としての役割だけに限らない業が増えてきたことにあります。
システムエンジニアや(製品メンテナンスの)フィールドエンジニアをはじめ、元経営コンサルタントが事業再生業務や経営企画業務を請け負うまでになっていることがその事例ですが、さらにこれまでと異なるのは、これまではそうした業を単純に個人が個人としてたまたま依頼された仕事を請けていたところから、明確にインディペンデント・コントラクターとして門を構え、仕事を受注する向きに変化してきているところにあります。
最近では派遣会社や人材紹介会社のように、インディペンデント・コントラクターと企業との仲介を事業として行う会社が増えていることからも、そうした向きの働き方を志す個人が増えていることが裏付けられているように思われます。
このことは、大企業に在籍していようとも"寄らば大樹の陰"効果を得られにくくなっている現状と、個人個人の就労意識の変化に伴うものと考えられますが、個人的にはこうした働き方は相対的に企業にとって優位なだけで、個人の観点からは長期的にデメリットの方が大きいのではないかと危惧してしまいます。。
インディペンデント・コントラクターが何を業として売り込むのかにはよるところですが、いつまでも若くして無理が利く働き方ができる訳ではなく、高い専門性を個人として維持し続けるには困難が予想されることからも、安定的かつ長期的に収益を稼得するという観点からは必ずしも永続きしない考え方なのではないかと思われます。長期的に取り組むことを前提とせず、場つなぎ的に次のキャリアに行くまでの間に取り組まれる方も割合多くおられるのかもしれませんが、次のキャリアへの展望も含め、戦略的に取り組まれることが肝要なのではないかと老婆心ながらに感じてしまうところです。
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