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■2007年9月12日発行
インナーブランディング
【キーワード解説】 〜exBuzzwordsキーワード解説より〜
インナーブランディングとは、企業等が自らのブランドを社内に浸透させる啓蒙活動のこと。
インターナルブランディングとも言う。
社内でブランドの価値観を共有化し、従業員の意識や行動をブランドの方向性とあわせていこうという試み。
いわゆる一般的な顧客向けマーケティングがアウターブランディングとすると、このアウターブランディングだけでは品質問題の発生や店員等の態度によるブランド毀損を防止することはできない。
企業のブランド構築を成功させるためには、外向けのブランド構築だけではなく、内向きのブランド構築(インナーブランディング)が不可欠とされる。
http://www.exbuzzwords.com/static/keyword_3604.html
【昨今の状況】
言うまでもなく、企業を動かしているのはヒトであり、ヒトこそが競争力の源泉です。
昨今、CSR(企業の社会的責任)に対する意識が高まっていることやM&Aの頻度が高まっていること等を背景に、企業がインナーブランディングへ向ける意識が高まっていると思われます。
インナーブランディングは、理念を社員で共有し、社員間でブランドの価値を体験し、社員の満足度(ES:Employee Satisfaction)を高めることを通じて、ブランドの価値を高め、ひいては企業価値を高めていくことを目的としています。
ブランド価値を高める施策といえば、顧客に対するプロモーションを思い浮かべますが、それと同じくらいブランドを展開する社員への浸透は重要な事項です。
インナーブランディングが不十分であれば、いくら崇高な理念を掲げても絵に描いた餅になりますし、社員のモラル低下から不祥事が発覚すれば、それはブランドにとって致命的なダメージとなります。
インナーブランディングは、当然ながら一朝一夕にできるものではなく、長期にわたって様々な取り組みを行うことが必要です。逆に長期にわたってインナーブランディングへの取り組みを怠らず、それが成功すれば、社員へブランドの価値や理念が浸透し、それが、社風・企業文化となり、企業が成長してゆく原動力となっていくことになります。
特に合併などの大きな変化が起こった際に注目されやすい取り組みですが、短期的な取り組みでは本当の効果は生じにくいといえるでしょう。
また、インナーブランディングの手法としてイントラネットを作ったり、社内報を出したりといった比較的安易な手法がとられがちですが、魂の入らない取り組みでは効果は限定的にしか出ないでしょう
経営陣として社員に対しどのようなメッセージを発し、また社員に対して経営陣として何を約束するのかはっきりさせる必要がある他、クロスファンクショナルな取り組みで社員全体を積極的に巻き込んでいくようなアプローチが求められます。
サービス業や小売業はもちろんですが、それ以外の業種でも社員のモラルは企業の競争力を大きく左右します。
自社のブランド・理念を社員にどのように浸透させていくのか、それは企業の成長力を左右するだけではなく、CSRの観点からも非常に重要な取り組みといえるでしょう。
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