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■2007年5月24日発行

個人情報保護法

【キーワード解説】 〜exBuzzwordsキーワード解説より〜
個人情報保護法とは、昨今頻発する個人情報漏洩事件に対する国民感情の高まりを受け、2005年4月から施行された個人情報保護に関する法律のこと。
特定の個人を識別できる情報を5000件以上有するなど諸条件を満たす者に対して、本人の了解なき場合における個人情報の流用、売買、譲渡、及び、不正利用に対する規制を設けるもの。

 

http://www.exbuzzwords.com/static/keyword_1027.html

【昨今の状況】

個人情報保護法が2005年4月に施行されましたが、この法律は事業者を規制するための法であり、行政が事業者を監督して問題のある事業者を罰する権限が与えられています。
そのため事業者は法律を遵守して個人情報の取扱いを厳密に行うようになりましたが、その反面、この法の施行によって個人情報への関心は非常に高まり、情報の価値を世間が認識してしまったためか、個人情報の漏洩事件は依然として後を絶ちません。
個人情報が売買できる、あるいは個人情報を漏洩させることにより企業に損害を与えることができる、と考える人が現れたことは、個人情報保護法のマイナス面ともいえます。

個人情報の流出経路には、派遣社員や外注先の社員などが関与しているケースが多いといわれています。
企業の持つ顧客データベースへのアクセスパスワードが第三者の手に渡ったり、個人情報そのものをコピーして第三者に売り渡す、といった事件がその代表的なものです。
個人情報保護法では、個人情報を外部の業者に委託した場合には、その委託先を監督する責任があるとしているので、外注先の社員が個人情報を漏らした場合でも、その企業に監督責任が問われることになります。

外注業者からの情報漏洩を防ぐために、企業は信頼できる外注先を選び、限られた人にのみ個人情報へのアクセス権限を与える、また、機密保持契約や誓約書を締結して万が一の場合に賠償責任なども明確にしておく、といった対策が必要です。更に、社員に対しては個人情報の取り扱いに注意するような意識を徹底し、各自緊張感を持って情報を管理するよう教育することも重要です。
企業は外注先に個人情報を委託する際には、責任をもって安全対策を講じることが義務付けられています。

しかし、消費者の立場からみれば、個人情報保護法が施行されて2年が経過する今でも、例えばインターネットで個人情報を記入するに際などには、自分の情報が目的外で使用されるのではないか、セキュリティ上の欠陥等で情報が流出しないか、などといった不安を抱くことがよくあります。
ここ最近では電子商取引などの普及が進み、あらゆる場面で個人情報が流出するリスクが増えています。
そもそも電子化された個人情報があちこちで使用されているのですから、基盤としてセキュリティ対策、情報保護の対策はそういった社会の大前提となります。企業にとっては負荷の大きい厳しい時代ともいえますが、具体的にどういった安全管理をしているのか、またその成果がどのように現れているのかといった結果が求められるのは事実であり、また、個人情報を守れるのは基本的には企業だけなのですから、責任を持って個人との信頼関係を築いて欲しいものです。

 

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