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■2007年5月17日発行
キャッシュ・バランス・プラン
【キーワード解説】 〜exBuzzwordsキーワード解説より〜
キャッシュ・バランス・プランとは、確定給付型の年金制度と確定拠出年金制度の両方の特徴を持っているため、ハイブリッド型と呼ばれている。この制度は、2002年4月に施行された確定給付企業年金法によって新たに認められた年金制度の1つである。
このプランでは、従業員毎に仮想の口座を設置し、各人に定めた拠出額(掛金)をこの仮想口座に累積し、これに一定の再評価率に基づく利息を付与して運用、最終的に積み立てられた金額が年金の支給額となる。
運用利率である再評価率を国債の応募者利回り(外部金利)とリンクさせることで、従来の適格退職年金のように運用利率を固定しないで、運用リスクを軽減していることが特徴である。
http://www.exbuzzwords.com/static/keyword_3468.html
【昨今の状況】
適格年金制度が2012年3月末に廃止されることになり、それまでに別制度への移行を目指さなければならないことは既にご存知の方も多いことと思います。
この移行に伴い、新制度としてどういう制度とするのが望ましいのか、適格年金導入企業では頭の痛いところですが、最近では従来の年金制度の見直しの流れとも相まって、このキャッシュバランスプランを採用する企業が多くなっているように感じます。
これまでも日立製作所をはじめ、日本電気、松下電器産業、三菱電機など、多くの従業員を抱えるメーカーを中心に導入が進んでいます。
企業側の運用利回りを国債とリンクさせるため(例:松下電器産業:10年国債の過去平均利回り+1.5%)に、企業側の運用リスクを低減できる一方、確定拠出年金とは異なり、運用を企業がまとめて行うために、従業員にとっても手続きがたいへん楽な制度と言えるわけです。
但し、やはり企業が運用を行う年金制度には変わりがないことから、従業員数が数百人規模以上でないと、費用対効果で見合わないおそれがあることも事実です。
まだまだ新しい制度であるため、実際の導入事例は大企業に限定されているといっても過言ではないと思いますが、今後は一定規模以上の企業において、適格年金制度の廃止・移行時期が近づくにつれ、採用企業が益々増えてくるものと考えます。
(参考キーワード)
「確定拠出型年金制度」:http://www.exbuzzwords.com/static/keyword_757.html
「適格退職年金」:http://www.exbuzzwords.com/static/keyword_3447.html
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