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■2007年3月14日発行
80:20の法則
80:20の法則とは、パレートの法則の通称。
パレートの法則とは、イタリアの経済学者パレートが提唱した法則で、所得上位20%の所得累計が社会全体の所得累計の80%を占めるというもの。「80:20の法則」とも呼ばれる。
この法則はマーケティングや人事の分野でも応用され、「売上の80%は顧客の上位20%によってもたらされる」、「優秀な(優秀でない)社員が全体の20%、残りの80%は普通の社員」といった解釈がなされる。
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【昨今の状況】
「80:20の法則」については、正確に誰が提唱した考え方なのか、またその正確な意味を知らずとも、何がしかの形で耳にされたことが多い用語ではないでしょうか。
"80"をより上・中・下により細かく三分類して、「2:6:2の法則」などと呼ぶ場合もあります。
一般的には、人事の分野で経験則的に活用されていることが多いように感じます。真偽のほどは定かではありませんが、人事の側面でこの用語を活用する際に、「優秀な人材である上位20%だけを組織に残しても、しばらく時間が経過してみると、またしても『80:20の法則』が成立する(=
優秀な人だけを抽出しても、その新たな組織において優秀な20%の人材と普通の80%の人材とに別れていってしまう)」などという応用の経験則まで耳にするほどです。
この法則は解説にもあるように、経済学や人事の領域を超えてマーケティングの側面においても多く活用されています。
これも本来の研究から離れ、現時点では経験則に過ぎないところではあるところですが、日頃マーケティングデータに触れていると、まんざら単なる経験則でないように感じるところです。やはり「売上の80%は顧客の上位20%によってもたらされている」ように見えますし、粗利にいたってはその傾向はより強まって、「粗利の80%以上が顧客の上位20%以下の顧客によってまかなわれている」ように見えます。
これまで売上やシェアを重視してきた日本企業においては、あまり重視されてこなかった情報かもしれません。しかし日増しに株主重視、利益重視の傾向が強まる現在の経営環境下においては、極めて興味深い経験則だと言えそうです。
例えば、営業担当が100の顧客を担当できるように配員してある場合、ほんとうに現状の利益を稼ぎ出すためにその人員が必要なのか、また現状の営業担当の時間配分が妥当なのかどうか、新規の顧客開拓に割いている時間は既存顧客に対している時間に対して適正なのかどうか、真剣に検討するひとつの大きなきっかけになりうるからです。
こうした考え方の浸透は、成果主義型人事制度の運用や「ホワイトカラーエグゼンプション」の導入などとともに、営業担当やその他のホワイトカラーの方々の働き方を見直す流れの一大要素だと考えています。
(参考用語)
ホワイトカラーエグゼンプション
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