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■2007年2月7日発行
DOE (株主資本配当率)
DOEとは、株主資本配当率のこと。
計算式:DOE=配当総額÷株主資本
株主資本に対し、どの程度の配当が行われているかを示す指標。
DOEの計算式を分解すると、
DOE = ROE × 配当性向 となり、DOEを高めるためには、ROEを高めるか配当性向を高めることになる。
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【昨今の状況】
12月決算の企業が決算を迎え、3月決算の会社が第3四半期の業績発表を行っている昨今、配当性向を○○%にする、といった記事が多く見受けられるようになりました。これまで日本企業が、自らの体力強化のために内部留保を重視し配当を抑えてきたことを考えると、配当の復活とともに、配当性向を経営目標として掲げるようになってきたことは、株主重視の経営の兆候として歓迎されるところでしょう。
しかしながら、昨年生命保険協会が発表した機関投資家200社余りを対象としたアンケート調査結果では、企業に公表してほしい経営目標としてDOEを挙げた投資家が全体の約半数に達したとのことです。その理由は、DOEが配当性向だけではなく、ROEにも気を配る必要のある指標であるためで、配当を増やすだけでなく資本効率まで同時に求めることが可能だからです。生保協会によれば、現在米国のS&P500採用企業のDOE平均は5%弱であるのに対して、日本企業は2%程度ということです。
最近では、エーザイやアステラス製薬が経営目標としてDOE8%を掲げ、同じ製薬会社の第一三共グループも2009年度にDOE5%を目標として掲げました。他にも不二越がDOE3%台、CSKホールディング1〜2%、キューピーが1.5%を目標としてそれぞれ掲げるなど、株主資本の厚い会社や高ROE企業を中心に採用が進んできている模様です。企業にしてみれば、利益水準に関わらず、配当を支払うことを目標にするわけですから、配当性向以上に厳しい指標ではありますが、われわれ個人にしてみれば、安定的に配当を得られるよい指標として、その導入の推移を見守っていきたいところです。
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